ゼロアレルギー

住まいが原因となるアレルギーや健康被害。
「健康な住まい」は、空気、温度、湿度で決まります。

毎日、健康でいられる家づくり

住宅環境による健康被害の例

最近、住環境が原因となる健康被害として、シックハウス症候群やヒートショックがあげられます。シックハウス症候群は、建材や内装材から揮発する化学物質が、室内の「空気」を汚染して引き起こされます。また、結露などが引き起こすカビやダニによるアレルギーは、「温度と湿度」が原因です。
さらに、ヒートショックは、部屋と部屋の急激な温度差による失神や心筋梗塞、脳梗塞で、主に「温度」が原因です。

住宅環境による主な健康被害の一覧表

体の場所
症状
原因
結膜炎、視力低下、ドライアイ、充血、疲れ目
空気・温度・湿度
痛み、味覚異常、咽頭痛、肺炎、気管支炎
空気・温度・湿度
鼻・耳
鼻水、鼻づまり、耳鳴り、難聴
空気・温度・湿度
皮膚
皮膚炎、かゆみ、じんましん、むくみ
空気・温度・湿度
心臓
動悸、息切れ、呼吸困難、血圧異常、心筋梗塞
空気・温度・湿度
胃腸
吐き気、下痢、便秘、食欲不振、腹痛
空気・温度・湿度
イライラ、疲労感、不眠、鬱症状、頭痛、集中力低下
空気・温度・湿度
その他
熱中症、風邪、発熱、寒気、関節痛、月経異常
空気・温度・湿度

「熊本県」は、住宅環境による健康被害を受けやすい?

実は、私たちが住む熊本県は、平均気温が全国で7番目と高く(※1)、平均的な地域と比べても、高温多湿な熊本の気象条件は、揮発性有機化合物の発散が増えやすく、カビやダニなどのアレルギー原因も大繁殖する可能性が高くなります。

ただ、「空気、温度、湿度」がきちんとコントロールできれば、住まいの健康被害の多くは避けられます。 SPRRでは、熊本密着65年の実績を活かして、熊本県の風土にあった快適な住まいを提案しています。

年間平均気温

  • (℃)
  • 25
  • 22.5
  • 20.0
  • 17.5



鹿































「空気」への配慮

家を建てる材料に使われる接着剤や塗料、溶剤、壁紙などには、ホルムアルデヒドやアセトアルデヒドなどの、シックハウス症候群の大きな原因となる「室内空気」の汚染を引き起こす化学物質が多く使われている場合があります。特に新築の場合は、リスクが高くなりがち(※2)です。

SPRRでは、設計段階から、化学物質を危険度が0とされる安全な範囲(厚生労働省の化学物質の室内濃度指針値)におさえる建築材を選ぶことで、ゼロアレルギーの住まいを提供しています。

揮発性有機化合物

ホルムアルデビド

室内濃度指針値

100㎍/㎥(0.08ppm)

毒性指標

ヒト吸入暴露における鼻咽頭粘膜への刺激1),2)

設定日

1997.6.13

揮発性有機化合物

アセトアルデヒド

室内濃度指針値

48㎍/㎥(0.03ppm)

毒性指標

ラットの経気道暴露における鼻腔嗅覚上皮への影響3),4)

設定日

2002.1.22

揮発性有機化合物

トルエン

室内濃度指針値

260㎍/㎥(0.07ppm)

毒性指標

ヒト吸入暴露における神経行動機能及び生殖発生への影響5)-8)

設定日

2000.6.26

揮発性有機化合物

キシレン

室内濃度指針値

870㎍/㎥(0.20ppm)

毒性指標

妊娠ラット吸入暴露における出生児の中枢神経系発達への影響9),10)

設定日

2000.6.26

揮発性有機化合物

エチルベンゼン

室内濃度指針値

3800㎍/㎥(0.88ppm)

毒性指標

マウス及びラット吸入暴露における肝臓及び腎臓への影響11),12)

設定日

2000.12.15

揮発性有機化合物

スチレン

室内濃度指針値

220㎍/㎥(0.05ppm)

毒性指標

ラット吸入暴露における脳や肝臓への影響13),14)

設定日

2000.12.15

揮発性有機化合物

パラジクロロベンゼン

室内濃度指針値

240㎍/㎥(0.04ppm)

毒性指標

ビーグル犬経口暴露における肝臓及び腎臓等への影響15)

設定日

2000.6.26

揮発性有機化合物

テトラデカン

室内濃度指針値

330㎍/㎥(0.04ppm)

毒性指標

C8-C16混合物のラット経口暴露における肝臓への影響16)

設定日

2001.7.5

揮発性有機化合物

クロルピリホス

室内濃度指針値

1㎍/㎥(0.07ppb)
小児の場合0.1㎍/㎥(0.007ppb)

毒性指標

母ラット経口暴露における新生児の神経発達への影響及び新生児脳への形態学的影響17)

設定日

2000.12.15

揮発性有機化合物

フェノブカルブ

室内濃度指針値

33㎍/㎥(3.8ppb)

毒性指標

ラットの経口暴露におけるコリンエステラーゼ活性などへの影響18)

設定日

2002.1.22

揮発性有機化合物

ダイアジノン

室内濃度指針値

0.29㎍/㎥(0.02ppb)

毒性指標

ラット吸入暴露における血漿及び赤血球コリンエステラーゼ活性への影響19)

設定日

2001.7.5

揮発性有機化合物

フタル酸ジ-n-ブチル

室内濃度指針値

220㎍/㎥(0.02ppm)

毒性指標

母ラット経口暴露における新生児の生殖器の構造異常等の影響20)

設定日

2000.12.15

揮発性有機化合物

フタル酸ジ-2-エチルヘキシル

室内濃度指針値

120㎍/㎥(7.6ppb)

毒性指標

ラット経口暴露における精巣への病理組織学的影響21),22)

設定日

2001.7.5

*両単位の換算は、25℃の場合による。

※1:参考資料:総務省統計局:社会生活統計指標-都道府県の指標
http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/GL08020103.do?_toGL08020103_&tclassID=000001046052&cycleCode=0&requestSender=search

※2:参考資料:厚生労働省「シックハウス症候群尾予防と対策」
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/seikatsu-eisei/dl/sick_house.pdf

※3:参考資料:厚生労働省:室内濃度指針値一覧表
http://www.nihs.go.jp/mhlw/chemical/situnai/hyou.html

「湿度」へのこだわり

高温多湿の熊本は、それだけでカビやダニが発生しやすい条件となります。
家の中の空気を循環させることによって外気と入れ替えることができれば、湿気が家の中にこもることもなく、カビの発生を抑えることができます。また、冬の結露対策にも効果があります。SPRRでは、窓の配置や部屋の作りなど、家の中の風通りが良くなるように間取り設計にも気を配っています。

図面イメージ画像1 図面イメージ画像2